現在、熊本県下でイエシロアリの羽蟻の群飛が確認されております。灯火に集まる習性がありますので、飛来が数匹程度でしたらそこまで心配する必要はないかと思いますが、シロアリ予防をしていない場合は万が一の可能性も考えられますので、建築した工務店やハウスメーカー、またはかかりつけのシロアリ業者さんにお尋ねすることをお勧めします。
- 羽蟻は明かりに集まります。
- 羽蟻自体は直接建物を加害することはありません。
- 白蟻の巣が形成されてから羽蟻が発生するまでは約3年程度かかります。
- 羽蟻の羽は「使い捨て」です。ある程度飛行すると羽は取れてしまいます。
- シロアリはゴキブリの仲間です。羽を落とした羽蟻は、あらゆる隙間をすり抜けて、明かりめがけて進みます。
- 羽蟻は巣のシロアリ全体の数%から10%程度が数度に分けて群飛します。合計で数百から数千匹が群飛します。
以上のような特徴がありますので、例えば、
- 羽根が付いた状態の羽蟻が多数室内で飛んでいる。
- 明かりがついてない部屋なのに、翌朝無数の羽が落ちていた。
- 最近イエシロアリの駆除を行った。
といった場合は、特に注意が必要です。
逆に
- 羽蟻が多数うろついているが、ほとんど羽が付いていない。
- どこからともなく数匹程度羽蟻が室内に飛び回る。
- 最近白蟻予防したばかりだ。
等の場合は、外部から飛来している可能性があります。また、羽蟻かどうかわからない等の場合でも、専門業者に確認してもらうことをお勧めいたします。その際は、サンプルになる虫を捕獲しておいてもらえると助かります。テープに貼ってしまうとつぶれて見づらいので、ジップロックのようなものに入れておくと判別しやすいと思います。